2021/12/03に追記修正しました
ジャックアイマキマキバイブの使い方
ジャックアイマキマキバイブは強烈なアピール力を持つ鉄板系バイブで、個人的にはかなりオススメのアイテムの1つですが、使い方に少しコツが必要なアイテムだなと思っています。
このページではキャスト方法から巻き方までの基本的な使い方について解説したいと思います。
このページに書いてあることまとめ
マキマキバイブの絡みにくいキャスト方法(投げ方)
マキマキバイブは強烈なアピール力をもつルアーで、面白いアイテムだとは思うのですが、扱い方に慣れないと
- 思ったよりも飛距離が出せない
- ラインが絡んでイラっとする
みたいなことが起こりやすいと思います。
実際に我輩自身も使い始めの頃はそんなことが起こってまして、釣りに集中しにくかったのを覚えています。
そうならないようにマキマキバイブをキャストするときは以下のことを守ると楽しく釣りができると思います。
- キャスト前にマキマキバイブが止まるのを待つ
- キャストのときの垂らしは長めにとる
- キャストはシュッとしないようにする
それぞれ詳しく解説していきたいと思います。
キャスト前にマキマキバイブが止まるのを待つ
飛距離が出ない原因の1つにマキマキバイブが、飛んでいる間ブルンブルンと回転して暴れてしまうようなことがあります。
マキマキバイブが回転して暴れると、風の影響もモロに受けますし、そもそも空気抵抗が大きくなるので、40gとか60gのクセにめっちゃ飛距離が落ちてしまいます。
これを防ぐために、キャスト前に垂らしているマキマキバイブの動きが止まるのを待つこれが結構大事です。
理想はマキマキバイブが投げる方向と反対を向いている瞬間でのキャストが一番スーッと飛んでいきやすくなり、マキマキバイブが真横を向いてると、ちょっとだけバタつきやすい傾向があるように感じています。
ちょっとくらいの横向きだと、案外とバタつかずに飛距離も出るのですが、微妙に斜めに飛んでいくようなことが起こったりすることもあります。
なので、理想のキャストとしては、垂らしているマキマキバイブが止まって、頭がキャスト方向と反対を向いた瞬間にロッドを振るっという感じになるかなと思っています。
キャストのときの垂らしは長めにとる
マキマキバイブを投げる前のもう1つの準備として、垂らしを長めに取ることを意識しましょう。
ロッドの長さやその人のキャストしやすい垂らしの長さが違うので、一概にこのくらい!っとは言いにくいところはあるのですが、我輩の場合は一番下のガイドくらいまでたっぷり垂らしをとってからキャスト姿勢に入るようにしています。
垂らしの長さは思いっきり遠心力を付けてキャストするための意味と、次の項目で紹介するジグのように「キャストをシュッとしないようにする」意味とがあります。
あと、PEラインとリーダーラインの結束部位をガイドの外に出すという意味でも垂らしが長めが良いと思います。
結束部位がガイドの内側にあるとキャスト時にトラブルを起こしやすくもなりますし、トラブルとまでいかなくても、キャスト時に一瞬引っかかることでマキマキバイブが暴れやすくなると思います。
キャストはシュッとしないようにする
ショアジギばかりやってるとキャストするアイテムがジグが中心になるので、キャスティング方法はロッドの穂先のしなりを使ってシュッとキャストすることが多いと思います。
ですが、マキマキバイブをキャストするときは、ジグのようにシュッとキャストするのではなく、長めに取った垂らしとマキマキバイブの重さと遠心力を掛け合わせてよっこいしょー!っとキャストするのがオススメです。
まぁ、ここまで散々文字で説明しといてアレな話なんですが、説明がとても難しいので、ハヤブサさんの公式チャンネルのこちらの動画を見るのが一番わかりやすいと思います。
とにかく、シュッとキャスティングするのではなく、よっこいしょー!!っと、マキマキバイブの重さを利用しつつ、ロッド全体を使って振り回しキャスト!!っていう感じが飛距離を出すコツだと思います。
マキマキバイブのオススメの使いどころ
マキマキバイブのオススメの使いどころとしては、以下の状況が良いなと勝手に思っています。
- 朝・夕のマヅメの活性が高いタイミング
- 潮の流れが激流となってきたとき
- ベイトが小さくてマッチするルアーがないとき
- 青物はいそうだけど、なんか釣れないとき
書いてみるとどんな状況でも使えてきそうな感じもするくらいすごいバイブなような気もしてくるので、少し解説してみたいと思います。
朝・夕のマヅメの活性が高いタイミング
この時間帯はどんなジグ、ルアーでも自分が一番気に入ってるものを投げるのが一番な時間帯なのかもしれませんが、マキマキバイブはバイブ、フラッシング、サイズ感の3つの点で他のルアーより目立ちやすく、青物に強烈にアピールできるのでこの時間帯こそマキマキバイブだと思っています。
大阪湾のような濁りが入りやすい地域であれば、それこそカラーもアカキンやミドキンなどハイアピールなカラーを使っていく方が青物に見つけてもらいやすいと思うのです。
ジグでもどんなルアーでもそうだと思っているのですが、青物に見つけてもらうのが一番大切なことだと思うんですよね。
潮の流れが激流となってきたとき
潮の流れが速いポイントでジグを使おうとなると、結構なウエイトのものでないと浮き上がりやすく、釣りがしにくくなりますが、マキマキバイブだと浮き上がりにくくガンガン横に攻めることができます。
しかも、60gというウエイトがある鉄板系バイブはマキマキバイブくらいじゃないかと思いますので、激流ポイントでもがっつり底を取ってしっかり巻き巻きしちゃってください!!
そうはいってもマキマキバイブ60gでも底がとれないようなポイントや状況もあるかと思いますので、そうなってくるとある程度カウントダウンをとって、中層~表層を巻き巻きすると良いと思います。
ベイトが小さくてマッチするルアーがないとき
極端な話にはなりますが、シラスがベイトとなっているときにマッチするアイテムがない状況にマキマキバイブを使うというのが1つの選択肢かなと思っています。
もちろん、マッチするジグやルアーがあるならそれを使うのが基本ですが、なければ仕方がない!よりアピール力を増したアイテムを使って、青物に強烈アピールしていくのが良いと思うのです。
我輩自身も、朝一はマイワシが回ってていい感じだったのですが、時間の経過とともにシラスみたいなサイズがメインベイトになったとき、どうしようもないなということでマキマキバイブをぶん投げていたら、ボトムでドーン!!っということが何度かありました。
たまたまという可能性もありますが、ベイトが小さいときはマキマキバイブのようなあえて大きなアイテムを使用するのもオススメですよ!
青物はいそうだけど、なんか釣れないとき
なんだか青物はいそうなんだけど、口を使ってくれないのか、何なのか分からないけど釣れそうな感じがないなぁというときもマキマキバイブの出番だと思っています。
青物のやる気がなくなってきているときにでも、強烈アピールで青物のスイッチを入れることができると思っています。
もちろん、青物のやる気がなくなってきているときは、スローな釣りに切り替えるのも1つの手段なのですが、ショアジギらしさが減っちゃうところもあるので、ガンガン攻めたい方にはマキマキバイブがオススメですね!
マキマキバイブの基本的な巻き方について
マキマキバイブの巻き方(使い方)は文字通り巻くだけなのですが、いくつか押さえておきたいポイントがあるような気がしていますので、その辺りを解説してみたいと思います。
着底したらすぐに巻き始めよう!
マキマキバイブはフォール中にアタリがあるようなことはあまりないというのが印象なのですが、それでも青物が付いて来ていたり、マキマキバイブを見ているように感じることは多いです。
我輩のホームである岸和田一文字で来る日も来る日も投げ続けたときは、着底からの巻き始め、特に3~8巻きしたくらいにドーンっとアタリが出ることが多かったと感じています。
もちろん、巻き巻きの途中でアタリがないわけではないのですが、巻き始めのときをしっかり集中してアタリに備えたいところです。
速巻きでのストップ&ゴーが基本
その日の状況などでも巻き速度は変わると思うのですが、基本的に速巻きで大体OKだと思います。
純粋にただ巻きをしているだけでも十分アピール力はあるのですが、ストップ&ゴーで一瞬マキマキバイブの姿勢を崩すようなアクションがオススメです。
ジャークなんかをするのも悪くないとは思うのですが、鉄板系バイブはジャークをするとリーダーラインを拾っちゃうようなトラブルが起こることもあるので、一瞬のストップでヒラっとさせるくらいが無難だと思います。
感覚的にいうなれば、フォールになってしまうほどストップさせるのではなく、一瞬リーリングを緩める~止めるくらいの間程度のストップでOKです。
足元を引いて実験してみるとわかると思いますが、その一瞬だけでも十分にブレードがヒラっとしてくれますのでそれが食わせのタイミングになるのだと思います。
4つのラインアイ(穴)の使い分け
マキマキバイブにはラインアイ(スナップをつける穴)が4つあって、つける場所によって変化を与えることができます。
ちなみにパッケージに入っている初期状態は2つ目の穴で、基本的にはこの2つ目の穴に通しておけば大丈夫だとは思っています。
1つ目の穴に通したら
1つ目の穴はとにかく徹底して速巻き~鬼速巻きをしたいようなシーンにオススメだと思います。
最も引き抵抗を感じにくい仕様になるので、速巻きがしやすく、体力的にも楽な展開になる感じです。
ただし、結構な速度感で引かないとボディ全体のバイブ感が出にくいので、ちんたら引いていると釣れにくい感じがしています。
また足場が高いポイントでは浮き上がりやすいような気もしますので、使いどころが限定されちゃうような気もしています。
2つ目の穴に通したら(初期状態)
マキマキバイブについて右も左も分からない!!っという場合、初期状態である2つ目の穴に通しておくのが一番無難だと思います。
我輩自身も基本的にはこの穴に通して使用していることが多いです。
速巻きも割としやすく、バイブ感もある程度出て、引き抵抗もそれなりに感じられますので、幅広い状況に使えると思います。
実際に使ってみて、引き抵抗がない方が良いと感じたら1つ目へ、もうちょっと引き抵抗が欲しいと感じたら3つ目へ変えてみると良いかと思います。
3つ目の穴に通したら
これだけでもずいぶんと引き抵抗が強くなり、浮き上がりもかなり抑えられる感じがします。
高い足場のポイントでもしっかりと足元まで引きたい、速巻きよりももう少しスローにじっくり引きたいときにオススメです。
その分だけ引き抵抗が強まりますので、鬼速巻きをしようと思うとなかなかに体力を使います、苦笑。
ライトショアジギングがメインの方だと3つ目の穴での速巻きはタックル的にもちょっと厳しくなる印象がありますね。
4つ目の穴に通したら
かな引き抵抗もかなりあって、徹底してスローにブルブルと引き倒せるようになります。
逆に言えば速巻きも結構しんどい感じになってきますので、ボトムをスローに引きたいなど、特化した状況下で使えると思います。
テスト的に使ってみた経験はあるのですけれど、青物メインではあまり使わなかったなぁという印象です。
しっかりしたショアジギングタックルでリールも6000番くらいだったらガンガン使えるかもしれないと思います。
マキマキバイブを半年間使った感想と実際の釣果
半年間は1回の釣行で必ず一回はマキマキバイブを使っておりましたが、何せ鉄板バイブに慣れるまで結構な時間を使ってしまいまして、釣果を出せるようになったのはシーズン後半でございました。
逆に使い方にさえ慣れてしまえば、ガンガン使い倒していきたいと思えるアイテムでもあったということが分かりました。
シーズン後半の1~2ヶ月くらいに出せた結果をいくつか紹介したいと思います。
釣れない猫の実際の釣果
1か月くらいの釣果と考えるなら、良い感じにマキマキバイブでゲットできてるんじゃないかなぁと、自画自賛しておりますにゃ。
基本的には2つ目のアイに通しての速巻きを中心にした釣果となってまして、スローな展開はまったくありません。
やっぱり着底からの巻き始めにアタリが多かった
これだけは何回でも書いておきたいと思っているのですが、着底からの巻き始めでのアタリが非常に多かったです。
まぁ、そこそこにエソだったということもありますが、ボトムに青物が沈んだかな?っという状況では強力な武器だったなと感じました。
フォールでアタリがあるわけではないのですが、沈んでいく様子と着底からの立ち上がりのところはしっかり青物も見ているんじゃないかなー?っと思うくらいだったので、着底からの巻き始め、めっちゃ大事ですー!!