2019/08/07に書きました
このページのまとめ&目次
シャクリ&フォールでは釣れないアオリイカがいる
シャクリ&フォールによるエギングが基本中の基本であることは言うまでもないのですが、このエギの動きはどこのアオリイカも一度は見たことのある動きになっていると思います。
スレたアオリイカやプレッシャーの高いポイントではこの動きをするだけでアオリイカが警戒心を抱き、逃げてしまうようなこともありますよね。
こういうアオリイカに対して、シャクリ&フォールでエギを抱かせるのは至難の業になるのですが、そこに一石を投じるのがこのページで紹介するズル引きという誘い方です。
ズル引きという古くて新しい誘い方がある
元々、PEラインが普及する前のエギングはズル引きだ主体であったらしい(当時のことは知りませんが)です。
それにエギはそもそも漁具なので、しゃくりあげて使われるものではなく、船で引いて使っていたようなので、ズル引きは本来の使い方とも言えるわけです。
で、そのやり方ですが、至って簡単。
エギをキャストし、着底させる。あとはズリズリと底を感じつつリールを巻く、もしくはギリギリ底を切る程度でリーリングをするかのどちらかです。
ロッドアクションを入れることは基本的にはなく、グリグリと巻くのみです(状況次第でストップやステイはある)。
ズル引きは釣る以外に底を知るというメリットがある
ズル引きの良いところはそのポイントの地形や底質なんかが分かることです。
根がかりがなくスルスルと引けるのであれば、底は砂か砂利形状のポイント。カツンとか、ガツンと当たるものがあるのであれば、岩があったり、ゴロタ石かです。
それ以外にヌーっと何かに引っかかるのであれば、海藻が群生しているポイントかもしれません。
とにかく底形状がはっきりすれば、通常のエギング時にも役に立つと思います。
ズル引きはPEラインよりもナイロンラインがおすすめ!
ズル引きはPEラインでもできないことはないのですが、PEラインは伸びが少ないためにアオリイカがエギを触ったときに弾いてしまい違和感を感じさせてしまいすぐに放してしまうと言われています。
私もPEラインで挑戦してみたことが何度かありますが、確かにPEラインはキャッチ率が下がる印象があります。
ですので、伸びのあるナイロンラインを使用することがズル引きのラインシステムになります。
でも、PEラインでもできないわけではありませんので、通常のエギング時にズル引きを織り交ぜてアクションするのであれば、PEラインでも良いと思います。
このページで言いたかったこと
PEラインが開発されるよりも前はこの釣り方が一般的だったそうで、釣り人よりは漁師さんが使っていた手法です。
なので、釣り方としては間違いがない釣り方だと思いますので、ぜひとも挑戦してみてほしいです。
ズル引きはアオリイカだけでなく、コウイカやタコが釣れることもあるので、面白い釣り方だと思いますよ。