2019/08/07に書きました
このページのまとめ&目次
漁港は抑えておきたいアオリイカポイント
漁港と一口に言ったとしても漁港の中には色々とアオリイカが好んで居付くポイントがあります。
アオリイカが釣れないときは潮が悪い、イカがいないと思いたくなりますが、一つ一つ居そうなポイントを潰していきましょう。
この下の項目でも紹介しますが、春と秋とでは同じ場所でも違うエギングが必要となることもありますので、くれぐれもシーズンのことは念頭に置いといて下さい。
抑えておきたい漁港のポイント | |
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テトラ | 漁港の外洋に面した部分にあることも多いテトラポイント。 傾斜のある部分にアオリイカは付きやすいのでこの部分に新子が付いていることも多い。 また、大きな漁港であれば、キロイカが内部に入ってくることも珍しくない。 小さな漁港でも外洋に面した部分は潮の通り道になっているので回遊アオリをゲットできるチャンスもある。 |
堤防の先端周辺 | 堤防の先端周辺は潮通しが良いポイントが多く、アオリイカのみならず、色々な魚が集まりやすいポイントです。 また、船の通り道になっているようなところは海底が少し深くなっているようなところもあり、アオリイカの通り道になっていることもある。 ただし、潮通りが良い=流れが速いということでもあるので、底が取れないと感じたり釣りにくいと思うのであれば、初心者のうちは外しても良いかもしれないポイントです。 |
常夜灯周り | 常夜灯の周りにはプランクトンや小魚が集まり、それを狙ってアオリイカも集まりやすいです。 ただし、常夜灯周りは、人気のポイントになりやすく、スレたアオリイカが多くなることも。 |
意外と足元 | 堤防の足元にゴロタ石や敷石などが入っている場合、スリットがある場合など、そこがポイントになっていることもあります。 真横にキャストできるようであれば、堤防沿いを探ってみるのも面白いかもしれません。 |
根周り | 根がかりすることが多いので、避けたいと思うのが普通だと思いますが、根回りには海藻があったり、潮の流れが複雑になるようなこともあるので、好ポイントになることが多いです。 |
船置き場周辺 | 新子シーズンでは船周辺などでうろうろしているアオリイカを見かけることもあります。 ただし、小さい個体が多いと思いますので、狙わないようにするか、釣り上げてもリリースすることを心がけたいですね。 離島なんかではこういうポイントに大きなアオリイカが潜んでいることもあるそうですね。 |
アオリイカが遠くに居るとは限らない
秋の新子シーズンのアオリイカは堤防でもテトラでも肉眼で海中が見えるか見えないかくらいの至近距離に潜んでいることが多いです。
ロングキャストをしてもう手前だからといって巻き取ってしまうのではなく、足元のギリギリまでしっかり誘うようにすると良いことがあるかもしれません。(ドン深出ない限り、大物は居ませんけどね)。
春の漁港と秋の漁港、同じポイントでも狙い方が変わる
春のエギングでは親イカを狙いますが、秋イカは新子をターゲットにするのが一般的です。エギングをこれから始める方はとりあえずこれを頭においておいてください。
で、更にもう一歩踏み込んで覚えておきたいことが、親イカのいるところに新子ありなのですが、新子のいるところに親イカあり、とは限らないということです。
ですので、『春に親イカが釣れるポイント=秋に新子が釣れるポイント』ですが、『秋に新子が釣れるポイント=春に親イカが釣れるポイント』とは限らないということです。
秋によく釣れたポイントに春入っても釣れないことがあるのは、新子が集まるポイントではあるが、産卵場所としては適さない場所だということです。
で、春と秋の狙い方の違いを表にまとめてみました。要は親イカを狙う(春)か、新子を狙う(秋)かという点が違うということです。
春と秋の狙い方の違い | |
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春の漁港 | 産卵を意識した親イカを狙うことがメイン。 海藻のあるポイント、または海藻のあるところへ移動する通り道を狙うことが大前提。 可能な限り、海藻と潮当たりの両方が絡むポイントがおすすめ。 |
秋の漁港 | 春の親イカではなく、新しく生まれてきた新子を狙うことがメインとなる秋のエギング。 海藻が必須ではなく(あるならあるでOK)、潮当たりと適度な障害物を中心に狙うと釣りやすいです。 テトラ、常夜灯、船周り、スロープ、防波堤の先端など、とにかく障害物周りを狙いたい。 |
秋の漁港でサイトフィッシングをして練習しよう
秋の漁港といえば、新子のサイトフィッシングだと思います。本当に気軽に狙うことができますし、何よりデイゲームで釣りができるので、ライントラブル等も起きにくいです。
最初にエギングをはじめるのであれば、このシーズンがいいと思います。
サイトエギングの基本はアオリイカのかなり向こう側へキャストし、エギの着水音でアオリイカに警戒心を与えないことが大切です。
遠くにキャストし、徐々にアクションさせながらアオリイカに近付き、可能な限り数投以内に釣り上げたいところです。
何度も何度も同じエギを通しているとさすがの新子も警戒してエギを追わなくなります。
また、お財布に余裕があるなら海中をよく見るため、偏光サングラスの着用をオススメします。
これがあるとないでは釣果に差が出る程度には見え方が変わりますよ(あと目のケガ防止にもね)。
その漁港、釣れない漁港じゃない?
これがもっとも恐ろしいポイントにはなると思うのですが、通いつめているそのポイント、そもそもアオリイカを釣りにくい漁港なんじゃないかって話です。
墨跡に対して、人の数が多すぎる、大型は出るが数は出ない、エギングする人がいるから人が集まっているだけで実は実績がないなど、とにかく実際は釣れていないポイントじゃないのかってことですね。
こういうポイントは意外と多く、ファミリーが釣りをしているポイントにありがちですね。
足場がよくて雰囲気もあるけど、海中はそうでもないってケースがあるわけです。
このページで言いたかったこと
漁港でのエギングは、エギングの基本が詰まったポイントだと思うので、是非とも攻略しておきたいポイントです。
ただし、すべての漁港でアオリイカが釣れるわけではありませんので、釣れる漁港と釣れない漁港(釣りにくい漁港)をしっかり見極めてエギングに行きたいですね^^