2019/07/03に加筆修正しました。
鯛ラバで大事なのは等速巻きじゃない
鯛ラバは等速巻きが基本とされているのですが、実は等抵抗を感じながら巻くというのがホントのところだと考えられています。
等抵抗ってなに?
これはダイワの中井一誠さんや、植田益生さんなんかが度々言ってる動画を見かけるのですが、等速巻きって海の中では絶対に等速ではないよね、等速というよりはアタリがあった時、釣れた時と同じ抵抗を感じながら巻くというのが本当だよねっと。
なぜ等速巻きにならないの?
潮の流れもあれば、船も潮や風に流されているので、リールを等速に巻いていても等速にはなりませんよねって話です。
等速になってないけれど、鯛ラバでマダイを釣ることができていると考えると、等速巻きが絶対条件ではないっという考えになるのは自然ですよね。
では、何が鯛ラバが釣れるきっかけになっているのかと考えると、等抵抗ということになるそうです。
プロが理解している等抵抗という感覚
こちらの動画の後半部分、14分以降のところで語られているので、見てもらえればと思います。
って、動画、削除されちゃったみたいですね、公式動画だったんだけどなぁ。
動画は消されちゃいましたが、文字起こししておいたので、読んでみてください。
中井さん:自分では巻く・・・食う時の抵抗ってあるじゃないですか?これくらいの時の抵抗のときによく食うな、って。それに巻きスピードを合わしていくみたいな。口ではなかなか説明できない・・・この重さはね、スピードは説明できてもね。
植田さん:よく等速で巻けっていわれるのが普通だけど、特に今日の釣りってドテラで船は流れてる、っていう状況で等速巻きだと思っているのは人間だけで、魚にとっては船の速度が変わるし、海の潮の状況も違う中で、やっぱ同じ抵抗を感じれるようなセッティングを出すとか、糸の角度によって巻くスピードを変えるとかっていうのは、釣りの中で感じてもらえれば。
中井さん:それはやってるうちにおいおいと分かってきますよね。
っということだそうです。
この辺りの感覚は鯛ラバの数をこなさないと分かりにくい部分になってくるので、説明しやすいように等速巻きという言葉が生まれたみたいですね。
とはいえ、初心者にオススメなのは等速巻き
とはいえ、最初からその当抵抗の感覚が分かるわけではありませんので、まずは等速巻きを意識しておくことがオススメですね。
プロの真似をしようとして高度なことをするよりも、できることをしっかりやる方がブレもなく、安定しているのは間違いありませんので。
しかも、何度も何度も鯛ラバに通いつめたダイワのプロの方が言うことなので、そのくらいのレベルにならないとわからない感覚かもしれませんしね^^;
ローギアのリールが安定して等速巻きができる
どんなリールでも等速巻きができると思ってしまいそうですが、実は等速巻きって難しいのです。
特に等速巻きが難しいとされるのがハイギアリールで、等速巻きを安定して続けたいならローギアのリールの方が向いているのです。
例えば、どんなリールがあるかというと、ダイワなら紅牙ICシリーズ、紅牙TW4.9R-RM(または4.9L-RM)、シマノなら炎月CT150PG(または151PG)、炎月プレミアム150PG(または151PG)、この辺りですかね。
ダイワ、シマノの鯛ラバローギアリール | |
---|---|
ダイワ 紅牙IC 100P-RM |
ダイワ 紅牙IC 100PL-RM |
ダイワ 紅牙TW 4.9R-RM |
ダイワ 紅牙TW 4.9L-RM |
シマノ 炎月CT 150PG |
シマノ 炎月CT 151PG |
シマノ 炎月 プレミアム150PG |
シマノ 炎月 プレミアム151PG |
このページのまとめ
等速巻きはあくまで基本を目指すための1つだと思います。初心者には当然オススメの考え方ですが、慣れてきたら次のステップへ進みたいです。
いきなり難しいことに挑戦するのではなく、等速巻きを確実にできるようになるため、オススメはローギアリールです。
基本を忠実にこなせるタックルを持つことが安定した釣果への近道だと思います。