2022/05/14に加筆修正しました。
このページのまとめ&目次
基本はスロー巻きかストップ&ゴー
テンヤ釣りでのタチウオの誘い方の基本はスロー巻きかストップ&ゴーかの2択であることが多いです。
上達してくるとフォールのパターンとかもあるのですが、ひとまずそれは別で考えることにします。
誘い方.スロー巻きの基本
スロー巻きの基本はアタリがあっても決して止めてはいけないことだけ覚えていればまぁ何とかなると思います。
アタリがあると思わずリーリングを止めてしまいがちなんですが、更にタチウオにエサを追わせるため、止めずに巻き続けることが大事なのです。
スロー巻きの速度って?
これはその日のタチウオの活性にもよるのですが、活性が高ければ速くてOK、低ければよりスローが良いとされています。
私の場合、ダイワの電動リールレオブリッツのデジタル数値で、
- 活性が高いとき:7~9の速度
- 活性が低いとき:5~6の速度
このくらいで全体を探るところから始めています(数値はあくまでも目安、ご自身に合う数値があればそれで良いと思います)。
タチウオのアタリのあるタナがはっきり把握できれば、そのタナを重点的に攻めるためによりスローに巻いたり、手巻きでストップ&ゴーに切り替えたりすることもあります。
活性が高い場合は何をしても当たってくるので、何も考えなくてもいいのですが、活性が低い場合は悩んでドツボにハマることも多いですよねー苦笑。
誘い方.ストップ&ゴーの基本
ストップ&ゴーも人によって違うと思いますが、私の基本は、3手巻き&1~2秒ストップに固定しています。
これを基本として、シャクリを入れた方が良い、巻き速度の速い遅い、ストップの秒数を長くする短くするなんかを調整していく感じにしています。
3巻きだとか、1~2秒のストップだとかは人それぞれでOKですので、自分なりの基準を1つ作っておけばいいと思います。
活性が高ければ巻き数も多くていいかもしれませんし、ストップの秒数も短くて良いかもしれません。
逆に活性が低いのであれば、もっとゆっくり巻いた方が良いでしょうし、ストップもより長くとった方が良いかもしれません、この辺りは感覚で覚えていくしかないともいえます。
フォールの誘いやバイブレーション釣法もある
フォールの誘いもある
タチウオテンヤは基本的には下から上へ上へとタチウオを誘いあげて食わせることがメインになる釣りなのですが、それだけでは掛けられない・食ってこないような状況の日もあります。
釣り自体があまりやったことがないという人にはあまり強くオススメする誘いではありませんが、フォールでの誘いもあります。
アタリが出たところから、リールで巻き上げるのではなくロッドを立ててテンヤを持ち上げてから、上げた分をロッドで下げてフォールでもう一度タチウオのアピールする方法です。
テンヤの重みがふっとなくなったり、急に糸ふけが出るようなことがあればそれがアタリになるので、すぐさまアワセを入れてください。
アタリに気付かず放置しすぎると、タチウオがリーダーラインを噛んでしまってテンヤをロストしてしまうようなこともありますので、気を付けてください。
バイブレーション釣法もある
ロッドを常に揺さぶって、叩いて叩いてテンヤを震えさせてタチウオを誘うバイブレーション釣法というものもあります。
スロー巻きを常に続けて、テンヤを揺さぶり続けることで、タチウオがテンヤを加えた瞬間もテンヤが微妙に暴れるのでタチウオがより深く食い込んでくれるという釣り方になります。
バイブレーション釣法も細かく分類すると、『バイブレーション+常にスロー巻き+ステイ』だとか『バイブレーション+常にスロー巻き(ステイなし)』、だとか『バイブレーション+ショートピッチの巻取り+ステイ』、『バイブレーション+ショートピッチの巻取り(ステイなし)』など、いくつもの組み合わせがあります。
ステイがあるなしでアタリの出方が変わることや、巻き取りの速度やピッチの違いで変わることもあるそうで、初心者さんにはより迷いが出る釣り方になるかもしれないなと個人的には思います。
あと、常にロッドを揺さぶり叩く釣り方ですので、めっちゃ疲れます。それが最大のデメリットでもあり、初心者さんにはオススメしにくいなと思うところもあります。
アワセミスしても誘い続けることが大事
これはキター!!っと思ってアワセてみたところ、あっ・・・滝汗ってなることが多いタチウオテンヤですが、このフッキングミスも誘いにするくらいの気持ちで誘い続けてください。
誘いを止めたり、リーリングを止めちゃうとそこで試合終了になってしまうこともありますので、諦めないことが大事ですね。
アワセをミスったところから、それ以上リールを巻かずに、そーっと元の位置くらいになるように竿で聞きながらフォールしてみるのも誘いになるケースもあります。
落としている重みが消えるような違和感があれば、フォールでタチウオが食ってきたということですので、積極的にアワセを入れていきましょう。
誘いはポイントでも時間帯でも刻々と変化する
これがタチウオテンヤの面白いところで、ポイントや時間帯が変われば、誘い方が変わってくることがあります。
釣果を伸ばせる人は誘い方が変わっても正しい誘い方を見つけるのがとても上手い印象があります。
逆に我々シロウトは、朝は釣れたのに、昼からはダメとか、朝はダメだったけど、昼からは調子が良いみたいな感じで一喜一憂してしまいがちです。
『釣れない時間帯もパターンを見つけて釣るし、釣れている時間帯では絶対に取りこぼさない』っということが名人への道なのだと思います。
このページのまとめ
まずはスロー巻きか、ストップ&ゴーあたりの誘いでその日のタチウオの様子を探りながら釣り始めるのが良いかと思います。
そしてアタリがあったなら、巻きや誘いを止めることなくタチウオにしっかりとテンヤを追わせたいですね。
ただ、誘いにしても、タナにしても、アタリ方に関しても全てがそうですが、ポイントでも時間帯でも変化していきますので、1つのやり方に固執すると釣果を伸ばせないこともあります。
自分のやり方だけが正しいと思わず、周りで釣れている人のやり方をチェックしたり、タナを教えてもらったりすることがオススメです!