2022/05/13に加筆修正しました。
少しでもオマツリを避ける方法を考えよう
タチウオ船テンヤでは、同じ40号、同じPEライン2号、イワシエサと全く同じ仕掛けを使っていても、潮の流れや船の流れでどうしてもオマツリしてしまうケースがあります。
1回でも多くオマツリを避けられる方が、単純計算でも釣りの時間を長くとることができるので、オマツリを避ける方法は基礎知識として知っておきたいところです。
仕掛けは船のルールに必ず従う
自由にやってもOKという船もありますが、タチウオ専門で出船している船ほど仕掛けに関するルールがきっちりあります。
船の予約をするときにその辺りのルールをしっかり聞いて準備しておきたいです(ルールがある船は向こうから言ってくると思います)。
別のページ(参考:太刀魚テンヤ釣りは船によってルールが違うので事前に要チェック!や太刀魚の船テンヤのライン-PE、リーダー、ワイヤーは必要?不要?)でも書いてますが、テンヤの号数やPEラインの太さを揃えることで、流され具合などを統一して少しでもオマツリを防ぐのです。
こういった船のルールを守らないとオマツリする確率が高くなるので、注意が必要です。マツる側は良くても、マツラれた方は絶対似気分が悪いですからね・・・。
タコベイトや枝バリ、孫バリをつけない
船のルールでNGとしているところもありますが、使ってもOKという船もあるかと思います。
ただ、タコベイトや枝バリ、孫バリで釣れている、船のルールでOKだからと言ってオマツリを繰り返しているなら釣果も結果的に減ってしまうと思います。
タコベイトは想像できる通り潮の流れの影響を受けやすく、枝バリや孫バリはラインがクロスしてなくても近接しただけでもオマツリとなってしまう可能性が高くなるので、いっそ外す方が快適に釣りができるケースもあるかと思います。
また、テンヤ周りがシンプルな装備の方がオマツリしたときも解きやすくなるので、時間短縮の意味も込めてオススメです。
個人的には装飾なしでテンヤ1本で勝負できるようになれ!っというベテランさんに言われた言葉に納得しております。
チョイ投げで避ける
確実にオマツリを避ける方法ではないのですが、すぐ隣とその向こうの人とは同じライン上に落とすのではなく、1mでもいいのでチョイ沖に落とすことも1つの方法です。
ただ、みんなが全く同じ1mチョイ投げしては意味がありませんので、少なくとも隣とその向こうの人くらいはどのラインに落としているかをチェックして仕掛け投入したいですね。
アンダーキャストでも大遠投できるっという方は大遠投することでより避けることができるかと思います。
それでもまぁ潮の流れや船の流す方向によっては、100%避けられるわけではありませんが、避ける意識付けにはなると思います。
竿の長さを考える
みんながみんな同じ長さの竿を使っているわけではないと思いますが、船縁への立ち位置や竿の構え方などで、実質的な竿の長さが変わる可能性があります。
できる限り隣の人とは竿先の位置が同じライン上にない方がマツリにくくなるかと思います。
分かりやすいようにイラストでは潮流が左から右というものなので、かんたんに避けられそうな感じですが、実際は船も流されるし、潮の流れも1枚ではないこともあるので、100%オマツリを避けられるものではありません。
お隣が釣ってるときは投入しない
お隣さんがタチウオを掛けて巻き上げているタイミングでのテンヤの投入はオマツリした場合、めちゃくちゃに絡まることが多いので投入しない方が安全です。
ある程度巻き取ったあとの、再度の着底のために落とし込むのも同じ結果になりやすいです。
釣れてるタイミングなので焦る気持ちは分かるのですが、少し我慢しなかっただけで大変なオマツリに巻き込まれにいくことになってしまうのです。
基本的にはタチウオが見えるくらいまで待ってからの投入が無難ですが、早く投入したいというのであれば、アンダーキャストで大遠投できるようになるしかないと思います。
ただし、オマツリは100%は防げない
色々と書いてきましたが、そうは言ってもオマツリを100%完全に防ぐ方法はありません。
あるとしたら完全貸し切りのチャーター船にして、1人で釣りに行くくらいしかないかもしれません、笑。
オマツリはどちらかに原因があることも多いものですが、基本的な考え方としてはお互い様です。
オマツリしてしまったら『ごめんなさい&きっちり解く』『自分が悪いと思ったら自分のラインを切る』『相手が初心者ならベテランがどうにかする』くらいのスタンスで譲り合う方が楽しく釣りをすることができると思います。
このページのまとめ
基本的なルールを守ることでオマツリする確率をぐっと抑えられるはずです。
その上で、少しだけ仕掛けの位置を隣近所とズラすだけでさらにオマツリする確率を減らることができます。
とはいえ、オマツリを100%完全に防ぐ方法はありませんので、オマツリしたらお互い様という気持ちでいきたいですね!!