2022/05/12に加筆修正しました。
タチウオのアタリのパターンはたくさんある
タチウオのアタリのパターンは日によっても、時間帯によっても変わってくるのですが、
- ガツンと一気に持って行く
- フォールの途中でもう喰ってる
- しつこくガツガツとアタリがある
- テンヤの重みを感じなくなる(食い上げ)
- コツコツと長く続くアタリ
- 何も感じないフワっとした感触(居食い)
- コツンとアタって続かない
- 違和感はあるがよくわからない
などなど、色々なパターンがあります(たぶん上から順に高活性)。
活性が高いパターンであればあるほど、アワセに関してはガンガン攻めの姿勢で掛けにいけば掛かりますし、掛からなかったとしても追い食いしてくるので時間の問題でいつか掛かります。
アタリを拾いにくいのと、アワセずらいケースは、通常の活性よりも低い場合で、こういう日に釣果を伸ばしたい方はどうにかしてアタリを拾ったり、アワセを上手にしないと話にならないってわけです。
上で箇条書きにしたもので言えば、下の4つですね。
- コツコツと長く続くアタリ
- 何も感じないフワっとした感触
- コツンとアタって続かない
- 違和感はあるがよくわからない
コツコツと長く続くアタリ
このアタリはどのタイミングでアワセにいけばいいのか悩みますよね・・・。
ただ明確な答えはなく、現場の状況次第としか言えないのですが、ググーっと持って行くまで誘いをかける(待ちの釣り)、もしくは、ガツンときたタイミングでフッキングに行く(攻めの釣り)のどちらかになります。
小型のタチウオが多い状況で起こりやすいアタリのようなイメージもありますので、船のルールで禁止になっていないのであれば、孫針を付けてみるのもいいかもしれませんね。
何も感じないフワっとした感触
いわゆる『居食い』という状態で、テンヤの巻き速度(とかステイに)に合わせてタチウオが追従しながら食っている状態で、ロッドにフワっとした感触として伝わることが多いです。
居食いは食っている状態であることが多いので、竿を立ててきいてみる(ちょい待ち)か、リーリング速度を上げてみるというのもあり(待ち)ですし、一気にフッキングに持ち込む(攻め)のもありですね。
コツンとアタって続かない
これはよほど反射神経のいい人でもなかなかフッキングできないアタリですので、もうちょっとアタリが続くように誘いを工夫するか、グーっと持ち込んでくれるように誘いの速度をスローにするかがキモになります。
追い食いしてこない時期もあるので、そういうときは1回のみのアタリをどうにか掛けないといけないということもあるみたいです。
1回のアタリをできるだけ良いアタリにさせるようにしっかりと誘いを続けるような、何か工夫が必要な状態だといえると思います。
アタリが出るタナがしっかり分かっているのであれば、バイブレーション釣法なんかでタチウオを焦らして焦らして焦らして・・・ステイ!!みたいな釣り方を試してみるのもいいかもしれません。
違和感はあるがよくわからない
これはよほどの低活性な状態かもしれませんが、そうではなくてそもそも釣り初心者さんがタチウオのアタリがよくわかっていないケースかもしれません。
状況によっては2枚潮、3枚潮となっていて糸ふけの問題かもしれませんし、専用ロッドでない張りの弱い竿で挑むとアタリが分かりにくくなるかもしれません。
ドラゴンタチウオほどアタリは小さくなると言われますが、そういう話ではなく、釣り人自身がアタリを把握できていないことが原因かもしれません。
ある程度の数をこなせば分かるようになりますが、初心者の内はとりあえず???っと感じた違和感は全部アワセにいってみることをオススメします。
確かにカッコよくはないかもしれませんが、失敗してナンボ、笑われてナンボだと思いますので、色々挑戦していきましょう!!
で、結局いつアワセを入れれば良いの?
タチウオ船テンヤでのアワセは、あなたのテンヤタックルがどちらの性質(攻めか待ちか)なのかをまずチェックするところから始めましょう。
8:2調子(または9:1調子)のロッドであれば攻めるタックルですので、積極的にアワセていきたいですし、6:4調子の竿だとタチウオがしっかりと持って行くまで(竿が引き込まれるまで)誘いをかけてからアワセる方ことが基本です(7:3調子の竿だと悩む)。
また、テンヤも快適船タチウオテンヤSSのように掛けに行けるテンヤか、猛追のように待って食わせるタイプなのかでも変わってきます。
攻めのタックルでのアワセ
攻めのタックルを使っている場合、積極的に掛けにいく釣りですので、ガツンときたら即アワセが基本です。
コツコツ、ガツガツのアタリが続くときは即アワセにいくタイミングに悩みますが、基本攻めの釣りなのでいける!っと感じたものは積極的にアワセていけばOKです。
しっかり掛かる場合と、掛からない場合を何度も繰り返して、その日のフッキングのタイミングを体で覚えていくしかないですね^^;
活性が高いケースでより多くのタチウオをゲットできる可能性があるスタイルになります。
待ちのタックルでのアワセ
こちらは積極的に掛けにいくよりも、しっかりと竿が引き込まれるまで待つか、竿できいてみて重みを感じたらアワセにいく流れになります。
ロッドでガツン!!っとアワセにいくというより、リーリングでも巻き合わせ&ちょっとの追いアワセが基本ですね。
どちらかというと活性が低いときのパターンとも言えますが、活性が高い場合でもコンスタントに取れる失敗の少ないスタイルだと思います。
とはいえ教科書通りにはいかないから面白い
ここまで書いたことはあくまでも基本的な話です。
実際にここまですんなりとアタリを見極められることもなく、一日の間でもタチウオの活性が変わるので、アワセも一筋縄ではいかない、教科書通りにはいかないことも多い釣りです。
そこがタチウオテンヤの魅力でもあるので、
- アタリでタチウオにもてあそばれることも
- 何度もフッキングミスをするのも
- 掛かったのに途中でバレても
- そもそもアタリがなかったとしても
クッソ笑いながら楽しんでいきましょう!!
このページのまとめ
とにかく言えることはタチウオのアタリのパターンはたくさんあるのですが、ガツン!っとくるか、ググーっと引き込まれるかしたときがアワセ時です。
それでも掛からないときは当然出てきますので、タイミングを遅らせる、速める、誘いを遅くする、速くするなど、自分なりの工夫をしていくのが、タチウオテンヤの魅力の1つだと思います!