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2019/10/16に追記修正しました
タックルを買い替えようという意味ではない
タックルを見直そうというのは、タックルを買い換えようという話ではありません。
タックルの特性を把握しないのであれば、新しいロッドでも古いロッドでも結果は同じだからです。
初心者から中級者くらいに多い(かつての私がそうだったw)のですが、自分の持っているジギングロッドの特性をまったく意識していないことで、より釣りにくいジギングを展開していることがあるのです。
例えば、やわらかいロッドなのに、シャープな釣りをしようとしたり、張りもないロッドでスロー系のジギングをしたり、はたまた、オーバーウエイトのジグを扱っているようなケースです。
最近のジギングロッドは安くても高品質なものも多くなってきたので、ちょっとくらいロッドに無理をさせても釣り自体はできてしまうので、気付きにくいんですよね。
硬いから曲がらない、柔いから曲がるは間違いの元
ロッドの特性を考える上で、硬いから曲がらない、柔らかいから曲がるという2つの視点だけで考えるのは間違いの元になりやすいです。
硬いロッドでも曲がるように設計されているロッドであれば、負荷がかかればしっかり曲がりますし、柔らかいロッドでも曲がるように設計されていなければ、穂先の方しか曲がらないロッドもあるからです。
つまり、使ってみたときの感覚で曲がる曲がらないを、硬い柔らかいを考えるのではなく、どういう設計がされているロッドなのかを知ることが大事ということです。
自分のジギングロッドの特性をしっかり把握しよう
さて、じゃぁ、自分のジギングロッドの特性ってどんなだろう??っと疑問を持った方もいるかと思いますので、特性をざっと紹介してみたいと思います。
基本的には自分のロッドのメーカーサイトをチェックしてみると分かるかと思います。
ロッドのアクション(テーパー)まとめ | |
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ファースト (F) |
先調子のロッドで、先だけが曲がるロッド。 ジギングロッドよりタイラバロッドに多い。 細かいアクションをしやすい。 |
レギュラーファースト (RF) |
やや先調子のロッドで、適応ジグが広いジギングロッド。 |
レギュラー (R) |
中間のモデルがこちらで、ジギングロッドに多いタイプです。 |
レギュラースロー (RS) |
一般的なジギングロッドのスローモデルがこれです。 やや適応ジグの幅が狭い。 |
スロー (S) |
スロー系ジギング専用ロッドがこちらです。 きれいな弧を描くのでファイトが美しい。 ロングなアクションが得意。 |
どちらがジギングに適しているとかはないが、それぞれにメリットデメリットはもちろんあります。
ファーストテーパーのメリットデメリット
メリットはジグの適応範囲が広いので、幅広い釣りをすることができます。
もしもジギングロッドを最初に買うならこのモデルがオススメで、この1本だけでも広く楽しめます。
デメリットは、竿先の方しか曲がらないので、大きなアクションを付けてもロッドの穂先だけの反発しか利用できないので、アクションが短くなってしまいます。
要は細かいアクションは得意中の得意とされるロッドですが、場合によってはジグが跳ねやすく、ミスを起こしやすいとも言えます。
スローテーパーのメリットデメリット
上で解説したファーストの逆と考えてもらえれば大体OKです。
メリットは大きくロッドを動かせば、大きくアクションを加えられる点で、ジグが跳ねすぎることもなく安定したアクションを伝えることができます。
デメリットは適応ジグの範囲が狭く、ロッドの負荷を超えたジグを使うと極端にアクション性能が悪くなり、逆に軽いジグだとロッドの反発が行かせないため、こちらもアクション性能が悪くなります。
適応ジグ範囲内であっても、極端に潮が速くロッドに負荷がかかる場合も同じでアクション性能が悪くなります。
自分のロッドとジグの重さでできるジギングを知ろう
結局のところ、自分のロッドがファーストであるかスローであるかをしっかり知った上で、自分のロッドとジグの重さでできるジギングとは?を見極めることが大事です。
上でも少し触れましたが、潮流の影響を大きく受ければ、適応ジグの範囲内でもより重く負荷はかかります。
PEラインが太ければこれまた潮流の影響を受けやすいので、より重く負荷がかかるのです。
使っているジグの重さ+潮の影響やラインの関係+攻める水深でかかる水圧を考えてロッドを選ばないと、結局適正なジギングができないということにつながるのです。
潮の流れやジギングに行く水深は完全には予測できませんので、適正範囲のジグと、ラインだけは確実に設定しておき、その前後となるジグを用意しておくことが当日できる対応なのかなと思います。
このページのまとめ
お財布に余裕がある方なら2本目、3本目のタイプの違うロッドを揃えていけば良いと思いますが、そうではない場合、今あるタックルの特性や性能をしっかり把握しておきましょう。
単純に硬いから曲がらない、柔いから曲がるという話ではなく、どういうジギングを得意とする用に設計されたロッドなのかを把握しておきたいです。
ジギング当日の状況にもよりますが、そういった状況下でどのくらいロッドに負荷が掛かるのか、ジグ以上の重さになるのか、ラインは太すぎないかなどを考えておきたいですね^^(難しいですけども)