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2019/10/16に追記修正しました
ハーフ・クオーターピッチはスロー系ジギングでおなじみ
ハーフピッチやクォータージャークは、1回シャクるごとにリールを1/2回転、または1/4回転させるだけのジャークで、スロー系ジギングではおなじみのものです。
厳密には『スロー系ジギング=ハーフ・クォーターピッチ』ではないのですが、似ていますよね。
シャクリのキモはジグが1メートル移動する間に3~5回アクションを入れるくらいに細かく刻むイメージで行うもので、決してゆっくり行うものではないので、ご注意ください。
ジグの移動距離を抑えつつ、その層でしっかり誘うということを意識すれば、自然とこのシャクリ方になるんじゃないかと思います。
大型魚に体当たりされて失神した小魚をイメージ
ジグの移動距離を抑えたシャクリというところからも分かるかと思いますが、イメージすべきは大型魚に体当たりされて失神した小魚です。
弱った魚なんかを見てると分かるかと思いますが、ぷらーんっと浮くでも沈むでもない状態になってて、たまに動こうとしてぴょーんっと跳ねる・・・そんな状態です。
ベイトボール(小魚の群れ)から少し外れたところで、こんなアクションをしているジグは青物にとって格好のターゲットになるというわけです。
このアクションをボトムで行えば、根魚も多くヒットしてきますので、まずは根魚が釣れるようになることが上達の近道かなと思います。
一定の層付近を狙うときにおすすめのシャクリ方
このシャクリ方は、一定の層を狙うのにオススメのシャクリ方でして、ある程度タナが絞れているような状況にオススメです。
また、ブリクラスは底付近にべったりしていることも多いことから大物狙いの底狙いという状況にもオススメになります。
シャクリ上げる釣りというよりは、刻む釣りという感じで、ライトジギングの動画にはなりますが、以下のシマノの動画が分かりやすく解説されています(最初の8分までがハーフピッチジャークの内容で、それ以降はライトジギング全般の内容です)。
ただ、どこにどういう魚がいるか分かっていない状況なんかで最初からいきなり使うものではないのかなという感じもしますので、使いどころはある程度決まってくるのかなと思います。
逆にいうなれば、水深が50m以下のポイントで底から10~20mまでの間をネチネチ狙うのであれば、延々とハーフピッチジャークだけでもいいのかもしれませんね^^
底取り~シャクリ~再底取りはオススメしにくい
ジギングは基本的にジグの投入~底取り~シャクリ~再底取りを延々と繰り返すのが基本なのですが、ハーフピッチやクォーターピッチジャークの釣りでは、船が流されることを考慮するとラインがどんどん出て行ってしまうので、再底取りはオススメしにくいです。
あまり流れていない状況であれば、2回くらいの再底取りは大丈夫かもしれませんが、基本的には再投入を繰り返す方がジギングもしやすく、アタリもとりやすいかなと思います。
あまりラインを出し続けると隣近所の人とオマツリしてしまうことも起こりますので、結果、釣りの時間が短くなって釣れなくなってしまうことにつながります。
もしドテラ流しでラインを延々と出しながらするジギングを展開するのであれば、ハーフピッチジャークやクォーターピッチジャークはやや不向きになることもあるので、ご注意ください。
このページのまとめ
ハーフ・クォーターピッチジャークはジグの移動速度を抑えて、その層でフラフラっとさせることが主な目的のシャクリ方です。
失神したような、弱った魚をイメージさせるもので、慣れるまでは根魚を狙って挑戦すると良いと思います。
ただし、ジグ自体も流されますし、船も流されていることがあるので、何度も何度も底取りをすることはおすすめしにくいですね。
ラインが出すぎるとジグも動きにくいですし、アワセも入れにくいので、どんどん釣りがしにくくなるので・・・。