2020/07/02に追記修正しました
シロギス釣りのラインの選び方
投げ釣り用のラインはいくつかを複数合わせて使うのが基本となります。
サーフから遠投する場合と、波止からちょい投げで使うライン、船から落として釣るような場合と、それぞれのシーンに応じたラインシステムがあるので、ちょっとずつ異なります(一番ライン工程が多いのはサーフからの遠投)。
このページではそれぞれのラインの役目や選び方を紹介してみたいと思います。
シロギス釣りのラインの選び方-道糸+力糸編
シロギスの道糸はPEライン0.8~1.0号が基本
道糸はシロギス釣り以外のどんな釣りでも必須のラインで、一番長い部分(リールに巻いている部分)です。
一般にラインは細ければ細いほど、飛距離も出るし、釣りもしやすくなるので可能な限り細くしたいところですが、細すぎると大物が掛かった際や、ラインに少しの傷が付いたときに切れやすくなるので、ある程度の太さは必要です。
個人的な感覚でいうなれば、道糸はPEライン0.8~1.0号辺りがオススメかと思います。
ラインの素材はナイロンライン、フロロカーボンライン、PEラインとありますが、主流はPEラインです。
ただ、PEラインは慣れない人には絡まるなどのトラブルになることもあり、万能のラインではありませんのでご注意ください。
PEラインのメリット・デメリット
なんと言っても伸びが少ないため、感度が高くアタリが取りやすい。そして強度があるので、かなり細くすることができます。
もちろん、PEラインにも弱点があって根ズレなどの摩擦に弱く、一度絡んでしまうと二度と解けないようになってしまったり、解けたとしてもそこの部分で切れやすくなるなどがおこります。
また使用感に慣れない方もいて、慣れない内は延々とライントラブルに悩まされるようなこともあるので、初めて使う人は念のために、ナイロンラインも用意しておく方が無難かもしれません。
投げ釣り特有の力糸
投げ釣りではキャストをする際に、竿先や指先に掛ける部分においてラインに掛かる負担が大きく、細いすぎるラインだとキャストの際に切れてしまうということが起こります。
それを防ぐために、道糸とオモリ(仕掛け)の間に10mくらい少し太めのラインを挟むのです。それが力糸というものになります。
ライン同士を結ぶのが得意じゃない初心者の内は、道糸と力糸がセットになったものが市販されていますので、それを使うことをオススメします。
力糸と道糸がセットとセットじゃないのどっちが良い?
ライン同士を結ぶことに長けているならセットじゃない別々のものが良いです。理由は気軽にラインの交換をすることができるからです。
セットのものは手軽ではあるものの、ライントラブルが起きた際のロストが大きく、ごそっと変えなければならないことになるからです。
オススメの道糸+力糸編
ダイワ サーフキャスターちから糸付4色ラインR
力糸付きのラインなので、結び目が気にならないですし、ライン同士を結ぶのが苦手な初心者さんにもオススメです。
PEラインと異なり、リールにもなじみやすいですし、風の影響もやや少ない、沈みやすく、伸びがあり腰があります。
逆にいうなればラインに糸グセがつきやすく、伸びがあるので感度の正確性には少し難ありです。
シロギス釣りのラインの選び方-砂ズリ糸
砂ズリ糸はオモリ(テンビン)のすぐ後ろにつけるラインで、仕掛けが海底でスレたり、テンビン自体に糸絡みするのを防ぐ役割があります。
基本、太めで硬いラインを使うか、2本(3本)ヨリのラインを使うことが多いです。
投げ釣り初心者の内は仕掛け作りが煩雑になってしまうことあるので、なくても良いかもしれません。
初心者さんが、どうしても砂ズリ糸を使いたいと思うなら市販のセット仕掛けを購入するのが一番オススメだと思います。
シロギス釣りのラインの選び方-幹糸+ハリス
幹糸は、仕掛けに使用するラインの幹となるラインで、別名で元スと呼ぶこともあります。
張りのある絡み難い物を使うのが一般的ですが、市販のシロギス釣り仕掛けを購入して使うのであればこの辺りは悩む必要はないところです。
ハリスは、仕掛けに使用するラインで、上で紹介した幹糸とハリを結ぶラインのことで、別名枝スとも呼びます。
エサに自然な動きを与えるために必要なラインですが、こちらも幹糸と同様に基本のシロギス釣り仕掛けを購入して使うのであれば、悩む必要のない部分ですね。