2020/2/4に加筆修正しました。
ジグには重心がどこかにある
ジグを手にとって眺めたことのある方は知ってるでしょうし、見たことがあると思いますが、ジグには個々それぞれに設計がされているので、重心がどこかにあります。
この重心次第でかなりジグの性質が異なりますので、ジグの重心(ジグバランス)の基本について解説したいと思います。
フロントバランスのジグ
フロントバランスのジグは頭に重心があるので、ロッドを動かすのとほぼ同時にジグも反応してアクションするような動かしやすいジグです。
またラインを張ってテンションをかけている状態(ダート時、フォール時)のときには、水平姿勢を保つことができるのが良いところです。
撃投ジグ ストライク
完全なるフロントバランスというよりは、ややフロントバランスというジグにはなりますが、撃投ジグストライクはフロントバランスのジグになります。
そもそもはショアジギング用として進化したシリーズなのですが、ジグングでも使えるジグなので、ここで紹介してみました。
65g、85g、105g、125g、150g、200gと幅広いウエイトがあり、オフショアジギングでも十分使えるラインナップです。
ただ、フロントバランスのジグのよろしくない点としましては、フォールがあまり速くないこと、ジグが跳ねやすいためラインとジグがかかるようなトラブルが起こりやすいことがあります。
センターバランスのジグ
センターバランスのジグはジャーク後のスライドするようなアクションが特徴的です。またフリーフォールのときにヒラヒラするものやローリングしながらフォールするものもあります。
特にロングジグではこのセンターバランスのものが多いです。全体的にみても安定したジグなので一番種類が多いジグのように感じます。
ソルティガTG ベイト
タングステン製なのでとってもお高いジグですが、左右非対称性のセンターバランスのジグとして有名です。ロストしたら泣きたくなりますw
ベイトが小さいときなど、ジグのシルエットを小さく見せたいときに重宝する外せないジグの1つかなと思っています。
センターバランスのジグは特にこれといったデメリットもないのですが、その分、大きなメリットもないジグになります。
まぁ、癖がないという意味では扱いやすいジグなので、初心者さんにもオススメしやすいジグといえるかもしれません。
リアバランスのジグ
リアバランスのジグは沈んでいくスピードがダントツで速いです。我先にポイントを攻めたい時にはやっぱりこれです!
また、キャスティングをするシーンでは、最も飛距離を稼げる形状のジグで、巻き取りの際は、ジグがお尻を振るようなウォブリングアクションをしてくれるものもあります。
シマノ サーベルチューンワンピッチ
完全なリアバランスのジグではなく、セミリアバランスという微妙な立ち位置ですが、底取りもしやすいタチウオ用のジグです。
他のジグよりも一回り小さく見えるシルエットに仕上がっており、余計な動きも少ないタイプです。
リアバランスのジグの弱点としましては、リトリーブの際に最も重く感じるジグですね。
丸一日ジギングをすることを考えると重みを感じながらの釣りはなかなかドМ体質の人にしか楽しめないかもしれませんw