2019/11/30に加筆修正しました。

まずは底質を把握しておきたい

 底質の見分け方はこちらのページ(カレイの投げ釣りポイント)で紹介しましたが、まずは底質を見極めて釣りをする方が根がかりを避けやすいです。

 初めていくポイントであれば、まずは底質を調べるために引き釣りをするのがオススメです(最初はロストが多くなるけど)。

底質を把握するための引き釣り

 仕掛けを底につけて引いてても、引っ掛かりをあまり感じず巻き取れるポイントが砂地や小砂利のポイントになるので、その感触がある底の位置を覚えて、海底地図を頭の中に保存していきましょう。

 投げ釣りに慣れない内は、こういった根がかりが少ない砂地のポイント~泥砂質(巻き始めに重りが埋まったように重く感じる箇所)辺りがオススメで、ゴロタ石や岩盤ポイントなどのゴツゴツしたところはオススメしません。

根がかりとロストを少しだけ回避する胴付き仕掛け

 一番根がかりを回避する方法で、仕掛けを胴付き仕掛けにするのもオススメです。

 通常のカレイ仕掛けはこちらのページで紹介しているような吹き流しの仕掛けが一般的ですが、根が荒い、流れが複雑などで仕掛けが絡まってしまうようなポイントでは下図のような胴付き仕掛けの方がトラブルが少ないです。

カレイの胴付き仕掛け

 根がかりはハリが引っかかる場合もありますが、実は重りの部分が引っかかることも多いので、通常の吹き流し型のカレイ仕掛けだと、重りより下にある仕掛け(ハリやハリスなど)も全て持っていかれてしまいます。

 なので、重りが引っかかってもそれ以外の仕掛けが残るという点でも、胴付き仕掛けにメリットがあるのです。

ジェットテンビン

 ただ、胴付き仕掛けは投げ竿でフルスイングキャストをすると、エサが千切れたりしやすいので注意が必要です。

 エサを短くカットする、ハリスへたぐりあげるなど少しの工夫が必要かもしれません。

 また、根がかりしやすいポイントで釣りをするよりも、釣りやすい底質のところを探すのもオススメです。

ハリ元にシモリ玉をつけ、底から少しでも離す

 ハリの元にシモリ玉を入れて針と底とがこすれにくいようにするのも1つの工夫です。

シモリ玉

 シモリ玉の色によってはカレイに向けてのアピール力アップにもつながる狙いもありますので、ある程度は有効な手段だと思っています。

 ただ、エサ取りが多い日にはアピールしすぎると逆効果で、場合によってはフグにハリスが切られてしまうということも起こります。

 根がかり回避とアピール力アップの効果がありますが、外道にもアピール力が上がってしまうので、ご注意を。

根がかりじゃなくてヒトデにやられる場合

 意外と苦戦することもあるのがヒトデの影響です。

 しばらく仕掛けを置いてからアタリを確認してみようと思うと、すでにヒトデにエサが取られてしまっているなんて経験をしている方は多いはずです。

ヒトデの影響

 ポイントのヒトデの多さにも影響されるとは思いますが、仕掛けを放置する時間が長すぎることが原因です。

 そのポイントに”カレイが絶対いる”という核心がある場合はそれも仕方がないことですが、いるかいないかよく分かっていない場合は、同じポイントに仕掛けを放置しておくのは得策とは言えません。

 最低でも10~15分おきに、仕掛けを数メートル引いたりしてエサを移動してやることが大切だと思います。

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