2023/6/16に加筆修正しました。
2023年のショアジギングはフリフリバイブでスタート!
いきなり我輩ゴトではありますが、釣れない猫は2020年から続けさせていただいておりました『ジャックアイ製品モニター』から『ハヤブサフィールドスタッフ』として活動することとなりましたにゃ。
そのフィールドスタッフとして、最初のノルマとして与えられたのがフリフリバイブで青物をゲットすること!!だと思うことにして、発売1か月前から送っていただいたフリフリバイブを投げ倒して、その使用感とかを確かめていたのですにゃ。
で、そのフリフリバイブの使用感ですけれども、
- 軽い使用感で程よい巻き心地
- 思ったよりもフォールが速い
- エビるなどのライントラブルが少ない
- 青物仕様だけあってボディもフックも強い
っというのが初見の感想ですかにゃーっと。ちなみにフリフリバイブは以下の製品になりますにゃ。
ジャックアイ フリフリバイブ
マキマキバイブの弟分になる80mmボディの鉄板系バイブで、ライントラブルがかなり低減された点がメチャ嬉しい2023年の新製品です。
バイブレーションしつつ、リアのブレードがお尻を振るようなヒラヒラフリフリアクションをするのでアピール力バツグンのアイテムだと思います。
実際に釣ってみた感覚からいうと、青物はもちろんのことシーバスにもめちゃめちゃ効くので、1つあればあれもこれも狙えちゃいます。
ウエイト:20、30g | カラー:8種類 |
希望価格:1,155~1,210円 |
ここから先はもうちょっと踏み込んで、2か月間ほぼ毎日使い込んでみたフリフリバイブの感想やら、マキマキバイブとの使い分けなんかを書いていきたいと思いますにゃー。
このページに書いてあることまとめ
基本の使い方はただ巻きかストップ&ゴーでOK
フリフリバイブの基本的な使い方はただ巻きかストップ&ゴーで大体OKだと思いますにゃ。
バイブのブルブルもありますし、お尻についたブレードのフラッシング効果もあるので、8割くらいのシーンをただ巻きだけで解決してしまう気がしています。
ただ、釣れない猫的にはストップ&ゴーの使い方がオススメかなと思っておりますにゃ。
ストップ&ゴーをオススメする理由
フリフリバイブもブレードが付いているアイテムだから、テンションフォール中もブレードがヒラヒラしてくれるのかと思っていたのですが、テンションフォールだと縦のままスーッと何事もなくフォールしていきます。
なので、フォールでもブレードがきらめいてほしいと思う方は、ジャックアイマキマキの方がオススメだと思います。
ですが、フリフリバイブの面白いところは、ストップ状態からの巻き始めの瞬間が熱いっというところなのですにゃ。
巻き始めの瞬間、ブレードフリフリをし始めるその瞬間、フリフリバイブ全体が一瞬ヒラっとバランスを崩すような動きをしてからフリフリ姿勢に入るんですよにゃ。
別にジャークを入れなくてもこのヒラっとしたアクションをするので、それが捕食者(青物やシーバスなど)の本能を刺激するんじゃないかと思っています。
まだまだ我輩自身の釣果数も少ないアイテムなので、はっきり断言できませんが、今のところ青物にしろ、シーバスにしろ、巻き始めたその次の瞬間に当たってきていることが多い印象があります。
岸イチでの春のフリフリバイブでの釣果
現時点まででのフリフリバイブでの釣果とそのヒットシーンをまとめてみましたにゃ。
秋シーズンになれば、もっと傾向が見えてくるかと思いますが、今のところこれだけになりますにゃ。
↑こちらはキャストが届く範囲内でナブラが起こったタイミングでヒットしてきたメジロなのですが、着水から一瞬フォールさせてからの巻き始めでガツンとあたってきたのでした。
偶然、青物が上ずっていて、そこにたまたまフリフリバイブがきたから食ったという可能性ももちろんありますが、巻き始めのヒラっとアクションで食ってきたという可能性もありますよにゃーっと。
↑こちらのシーバスは、ボトム狙いで『10速巻き→フォール~着底→10速巻き→フォール~着底』を繰り返していたのですが、着底からの巻き始めでゴゴンっとあたってきたのでした。
底からの立ち上がりをマジマジと見たわけではありませんが、おそらく同じアクションをしてるんじゃないかなっと思っています。
↑この辺りの釣りから、フリフリバイブの使い方はストップ&ゴーにゃ!っと我輩の中で固まってきていたので、ストップ&ゴーを中心に攻めておりました。
しかもこの日は特に青物の気配が強かったこともあり、かなり速巻きでストップ&ゴーをしていたのですが、巻き始めの速度よりも速い速度で食いついてきてテンションが抜けたようなアタリでございましたにゃ。
ストップからの巻き始めのヒラっとで食ってきたから巻きが軽くなったんだと思いますにゃ。
バラしたけれどもアタリのあったパターン
着水からフォールさせず、すぐに表層をトロトロとただ巻きしていたら、ガツーンっとブリブリのメジロが食ってきたことがありました。
ロッドを立ててしっかり脇で締めて巻きがブレないようにすると良いのかにゃ?っと思っています。
5分くらいファイトして足元までしっかり寄せたのですが、タモ入れでバラしてしまったので、正確なサイズは分かりませんが、でかかった・・・。
もう一つ、こちらも着水からフォールさせず、すぐに表層を速巻きしていたが、シーバスが水面を割って食ってきたことがありました。
表層でのファイトだったことで、エラ洗いを2連発されたところで、スポーンっとフリフリバイブが外れて飛んでいってしまいました。
結構コンディションのよさそうなシーバスだったんだけれど、沖の方でバレてしまったのでどのくらい大きかったのか不明ですにゃ・・・。
緩めのジャーキングゲームも面白い
緩めのジャーキングも面白いなと思っているところで、ストップ&ゴーのストップの前をジャーキングでブルブルブルっと一気にバイブレーションさせて、ストップ、からの巻き始めヒラ打ちで超アピールしていくのが狙いです。
ストップ&ゴーでの釣りよりも、もう少し強めのアピールを入れたい方にオススメの釣り方だなっと思っています。
巻くだけ簡単ジグであるマキマキを使っていても。シャクって釣りをしたい!!何とかロッドを動かさないとショアジギングをした気にならん!!っという方にオススメです。
あと、ナブラが発生している付近へ投げ込めたときもこのジャーキングのアクションが結構強いなという印象もあります。
ただ巻きでも悪いわけではないのですが、ギラギラギラっと目立たせることができるので、ナブラの中でも見つけられやすいんじゃないかと感じています。
ジャークとか入れたらエビらないですか??
フリフリバイブに関して言えば、ジャークを入れてもエビ(テーリング)りにくいです。
とはいえ、絶対にしないわけでもありませんので、ルアーが跳ねるほどのジャークはNGで、緩めのジャークがオススメです。
元々がバイブレーションなので、ブルブル感もありますし、ブレードも付いててフリフリするわけなので、強すぎるアクションを入れる必要があまりないと思うわけです。
フリフリバイブは中層から上のゲームにオススメ
これはあくまでも我輩自身の独断と偏見500%なのですけれども、フリフリバイブは中層から上のゲームにオススメだと思っています。
案外とフォールが速いので、ボトム攻めもできないわけではないのですが、20gと30gのラインナップしかありませんので、手返し重視で中層~表層をガンガン攻める釣りの方が向いてると思うわけです。
バイブ系でボトムを中心に狙いたいのであれば、マキマキバイブの方が40gや60gのウエイトもあるので、着底までの時間も早いですし、ブレード系のアイテムでボトムを狙いたいのであれば、同じ重さならマキマキの方が形状がスリムなため、着底までの速度も速いです。
っというわけで、フリフリバイブは中層から上のゲームにオススメだというわけです。
フリフリバイブはボトム攻めに使えないの?
いえいえ、フリフリバイブがボトム攻めに使えないわけではございません、我輩自身は岸和田一文字(水深約10m)において実際にボトム攻めで使うこともあります。
もちろん、それで釣果もいくつか出せていますので、ボトムで使えないルアーというわけではありません。
問題に感じているのは、手返しや着底待ちとなる時間的な部分のお話です。
フリーフォールでは頭を真下にして、大きく円を描くような感じでフォールしていくのですが、やっぱり形状から言ってフォールに時間がとられちゃうというところは少なからずあります。
マキマキのブレードのようにどうやってフォールさせてもそれが誘いになるかというと、フリフリバイブではちょっとそれは弱いところかにゃー??っと思うわけです。
フリフリバイブは巻いてフリフリさせてナンボのメタルバイブだと思うのですにゃ。
マイクロベイトパターンにも使える
フリフリバイブのブレードはマキマキバイブやマキマキと比較してもワンサイズ小さいブレードが付いています。
これのフラッシング効果がかなりマイクロベイトパターンに適してるんじゃないかと思っています。
ベイトとなるイワシが入ってなくて、ボラの稚魚(ハク)を追ってナブラっている日に出くわしたことがあるのですけれども、そのときはキャスト一発で釣れましたからにゃぁ。
フリフリバイブはシルエット大きいからそれってマイクロベイトパターンなの?
これについては我輩自身もまだ考え中のところではあるのですが、マイクロベイトパターンのときに、そのサイズに完全に合わせたルアーを投げ込めたとしても、今度はマイクロベイトにマッチしすぎていて、ターゲットに見つけてもらえないんじゃない??っと思っているところがあります。
つまり、ブレードのヒラヒラでおっと!?っと思わせておいて、大き目のシルエットを見せることでより大きくて栄養価の高いエサだと認識させて食わせているんじゃない??っと思っています。
結構むちゃな考え方かもしれないとも思いつつ、フィッシュイーターには、ベイトが小さいとき(とか少ないとき)なんかは、より大きいエサを捕食したい本能っていうものがあると考えるプロアングラーさんもいらっしゃるので、そういうことなのかなーっと思っています。
上記の考え方は無理があるやろ!っと思った方へ
そういう方はたくさんいらっしゃいそうですので、念のため書いておきますが、そういう方はマキマキの20gとかなんなら豆マキマキとかで攻めれば間違いないと思いますにゃ。
何もフリフリバイブで青物を仕留めなければならない縛りもないですので、自由な発想でルアー選択をすれば良いのですからにゃー。
マキマキバイブとはまったく違うバイブと思うべし
あと、マキマキバイブを小さくしたのがフリフリバイブだと思ってらっしゃる方も多いと思いますし、我輩もそう思っていたところはあるのですが、実際に使ってみるとこれはまったく違うアイテムだにゃぁと感じています。
詳しくは開発の方がちょろっと書いてるこちらの記事を読んで頂けると分かると思いますが、
『開発した私自身の口から申し上げるなら、ダウンサイジングモデルというよりは実は“派生モデル”と言うべきでしょうか。』っと仰られております。
マキマキバイブとの使い分け
マキマキバイブの使いどころは
- 魚の活性が高いタイミング
- より大型の個体を狙いたいとき
- ベイトサイズが大きいと分かっているとき
- 水深が深い、または潮流が速いポイント
- 風があまり吹いてない状況下
感覚的には一番良い時間帯である朝マヅメにファーストで使っていきたいアイテムかにゃーっと思うわけです。(マキマキバイブの使い方はこちらのページで詳しく解説しています。)
あとどうしてもキャストに気を使っていかないとラインを拾ってテーリング(エビる)しやすいこともあるので、それを苦に感じるのであれば、フリフリバイブの方がトラブルが少なめでオススメです。
逆にフリフリバイブの使いどころは、マキマキバイブとかぶっているところもあるのですが、
- 魚の活性が高いタイミング~少し落ち着いたタイミング
- 幅広く青物全般を狙いたいとき
- マイクロベイトパターンでも使える
- 水深が浅い~中層狙い、または潮流がそこまで速くないポイント
- 風は多少吹いててもキャストしやすい
少しずつ感じが違うのかなーっといったところです。
使い分けに悩むならフリフリバイブがオススメ
あくまでも個人的意見にはなってしまうのですけれども、マキマキバイブとフリフリバイブの使い分けに悩むのであれば、黙ってフリフリバイブ巻いとけ!!っと思っています。
その理由として一番大きいのはラインとのトラブルの少なさです。
いくら良いアイテムでもライントラブルを起こしてしまっていては釣れないのは間違いありませんので、これといったこだわりがないのであれば、トラブルレスなアイテムの方がストレスも少ないと思うのですにゃ。
4種のラインアイは好みで選んでOK
フリフリバイブにもマキマキバイブと同様に4つのラインアイがついています。
基本的には好みで選んでOKで、我輩自身も色々と付け替えてお試ししてみたのですが、市販の状態が我輩の好みだったにゃぁと感じています。
1つ目のラインアイに通すなら、かなり巻きは軽くなりますが、結構な速度感で巻かないとフリフリアピールが弱くなり、4つ目のラインアイに通すなら、巻きはゆっくりでもフリフリしてくれますが、巻き重りは感じてしまうかなと思います。
まぁ、この辺りは釣り人の好みにもなるので、どれが正解でもないかにゃーっと思います。
まとめ
ここまで書いたことを最後にまとめておきたいと思いますにゃ!!
- 基本の使い方はただ巻きかストップ&ゴーでOK
- 緩めのジャーキングゲームも面白い
- フリフリバイブは中層から上のゲームにオススメ
- マイクロベイトパターンにも使える
- マキマキバイブとはまったく違うバイブと思うべし
- 4種のラインアイは好みで選んでOK
っと、まぁ、ざっくりこのくらいのことを覚えておいてもらえば、フリフリバイブの使い方に困ることはないかにゃーっと思います。
それでもフリフリバイブで釣れないというときは、回遊している青物の数が少なかったか、時合の波に乗り切れなかったせいにでもしてくださいにゃー。